照ノ富士 横綱昇進祝賀会で約1100人から祝福「もっと高みを目指して」

 第73代横綱照ノ富士昇進披露祝賀会の鏡開きに臨む(左から)貴景勝、正代、師匠の伊勢ケ浜親方、照ノ富士、御嶽海(代表撮影)
 第73代横綱照ノ富士昇進披露祝賀会で乾杯する、左から照ノ富士、御嶽海、貴景勝(代表撮影)
 第73代横綱照ノ富士昇進披露祝賀会の鏡開きで壇上に並んだ8つの酒だる(代表撮影)
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 大相撲の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)の昇進披露祝賀会が16日、都内で開かれ、日本相撲協会の八角理事長や親方衆、大関陣ら関取衆、西村康稔経産相、柔道男子73キロ級五輪2大会連続金メダリストの大野将平ら約1100人が出席した。

 ホテルの会場を埋めた出席者から盛大な祝福を受けた照ノ富士は「日本に来て12年間頑張り続けて、やっとここまで来ることができました」とあいさつ。応援への感謝を伝えたうえで「ここで終わることなくもっと高みを目指して、お相撲さんとはどういう仕事なのか、横綱としてどう生きていくかということをこれからも勉強して、頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 膝のケガなどで大関から序二段への降下も経験。どん底からの復活劇に、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も「血のにじむような努力で横綱まで昇進することができました。これは師匠である私にとって、今後経験することのない奇跡のような喜び」とあいさつで感慨をにじませた。

 照ノ富士は昨年名古屋場所後に昇進し、7場所で優勝3回。さまざまな責任を担う最高位としての1年を「全てが違う。やっぱり学ぶことが多い。相撲というのがどういうものかとか、お相撲さんとしてどういうものを背負っているかっていうそういう意識とか。そういったことを学びましたね」と振り返った。目標とする2桁優勝にはあと3回。「もちろん、2桁優勝は目指して頑張っていきたい」と力を込めた。

 秋場所は両膝のケガで途中休場。九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)に向けては「(医師の)先生たちと親方と相談して、どうしていくか考えてやっていきたい」と慎重な姿勢を示し、手術の可能性についても「それは今は言えないので」と言葉を濁した。

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