高梨沙羅 全日本6連覇 本番の冬に向け「方向性見えてきた」
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「ノルディックスキー・全日本選手権ジャンプ」(21日、白馬ジャンプ競技場)
ノーマルヒルで行われ、女子は18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(26)=クラレ=が1本目88・5メートル、2本目89メートルの合計212・9点で6連覇を達成した。
紅葉に彩られたジャンプ台で、第一人者が今季初めて表彰台の中央に立った。26歳の高梨は2回の飛躍ともトップの得点をマーク。「自分のジャンプの方向性が見えてきた。次につながる」と満面に笑みを広げた。
ルール変更で今季は先端が昨季より手前に反ったスキーを使うことになり「苦戦した時期もあった」。6月に現役続行を表明した後、出場した国内2戦は2位にとどまっていたが、練習を重ね、新しい道具にも適応。本番の冬に向け、徐々にエンジンを温めていく。