競泳・瀬戸が世界短水路6連覇へ「世界記録を視野」日本短水路は3冠
「競泳・日本短水路選手権」(23日、東京辰巳国際水泳場)
男子200メートル個人メドレーが行われ、世界選手権銅メダルの瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=が1分51秒83で優勝した。その後の同200メートル平泳ぎも2分1秒63で制覇。22日の400メートル個人メドレーと合わせて、今大会の結果により世界短水路選手権(メルボルン、13~18日)の選考が行われる。
200メートル個人メドレーでは、第1泳法のバタフライこそ3番手で折り返したが、第2泳法の背泳ぎで一気に逆転。トップに立つと、そのままフィニッシュする貫禄の泳ぎを見せた。「かなりベースが上がってきている。背泳ぎ(の50メートル)が楽に27秒台でこれているのは驚き。後半100メートルは平泳ぎ、自由形が1秒ずつ上がりそう。世界記録もチャレンジできなくないなと感じた」と手応えを語った。
200メートル平泳ぎでは渡辺一平(トヨタ)と0秒07差と接戦を制してV。加藤コーチと日本新記録(2分1秒30)を更新すれば水曜日の午後練習を休養に変える約束を交わしていたが、あと0秒33届かず。「日本新出したらオフをもらえたんですけど、ダメでした」と苦笑いした。
代表に選出されれば世界短水路選手権では、200メートル個人メドレーで2連覇、同400メートルでは6連覇がかかる。「出る種目は全て世界記録を視野に入れて泳いでいきたい」と意気込んだ。