坂本花織がスケートアメリカ初優勝 今季自己ベストにキスクラで「えー!」と歓喜 

 女子で優勝した坂本花織のフリー(ISU提供・ゲッティ=共同)
 女子で優勝し、表彰台でメダルを見せる坂本花織(中央)ら(米国フィギュアスケート協会提供・共同)
 女子で優勝した坂本花織(中央)。左は2位のイザボー・レビト(AP=共同)
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 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(23日、ノーウッド)

 女子フリーが行われ、世界女王でショートプログラム(SP)1位の坂本花織(22)=シスメックス=がフリーで今季自己ベストの145・89点、合計217・61点で初優勝した。SP8位の松生理乃(中京大中京高)は棄権した。

 世界女王の貫禄を見せた。坂本は冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、「エラスティック・ハート」を熱演。大迫力の演技に、会場は大歓声に包まれた。キスアンドクライで得点を聞くと、坂本は「えー!」と歓喜の声を上げた。

 昨季は2月の北京五輪で銅メダルを獲得し、3月の世界選手権で初優勝するなど充実。新シーズンは「チャレンジ」を目標に掲げて迎えた。スケートアメリカは5度目の出場で初優勝。海外のグランプリ(GP)シリーズも初制覇となった。「初めて金メダルを獲れたのですごくうれしい気持ちで一杯です」と、満面の笑みを浮かべた。

 坂本は今後、GPシリーズ第5戦のNHK杯(11月、札幌)に出場予定。GPシリーズ全6戦の上位6人が進むファイナル(12月、トリノ)を目指す。

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