スキージャンプ 高梨沙羅が現役続行の経緯語る「純粋にジャンプって楽しいなと思った」
北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子代表の高梨沙羅(26)=クラレ=が25日、都内で取材に応じ、現役続行に至った経緯を改めて語った。
2月の北京五輪では個人戦4位、混合団体戦ではスーツ規定違反で失格となり失意の時間を過ごした。現役続行を決めたのは6~7月に行われた合宿中。「飛んでて純粋にジャンプって楽しいなと思ったし、見てくださる方が楽しんで見てくれているところを見て、幸せに感じたのは間違いない。だからこそ自分がやることになったのかもしれないな、と気づくことが大きかった」と語った。
また、引退もよぎった中で現役続行を決心した理由には「(北京五輪では)一番やってはいけないことをやってしまった。そこで辞めて償う選択もあったかと思う。続けている中で少しでも自分が何かを償っていけるんだったら、やり続ける中でためになるようなことができたらいいと思う。これから自分がジャンプをやるのはそういうこと。しっかり与えられるようなパフォーマンスができるように、いろんなことを積み上げていきたい」と話した。