WG2冠で出場枠獲得 五十嵐カノアが帰国「パリで金メダル取ることに集中」【一問一答】
サーフィン男子の東京五輪銀メダリストで、9月のワールドゲームズで個人と団体の2冠を遂げて日本に2024年パリ五輪の出場枠をもたらした五十嵐カノア(25)=木下グループ=が26日、今季の主要大会出場を終えて帰国。都内でファンへの感謝やパリ五輪への抱負を語った。
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-出場枠を獲得した瞬間の喜びが大きかった。
「東京五輪から切り替わって、これがパリへのスタートだと思った。そういう金メダル。新しいプレッシャーが生まれた」
-競技が初採用された東京五輪を振り返って。
「五輪の力を感じた強烈な経験だった。ここまでインパクトがあるんだなと。スポーツのイベントだけじゃないなと思った。サーフィンのすごさを世界に見せられてありがたい。うれしいし誇らしい。パリも楽しみ」
-世界を飛び回る中で日本からの応援をどう感じているか。
「サーフィンはチームじゃなく一人のスポーツで、ファンのサポートが勝ちたいというモチベーションになる。朝早く起きて見てもらうファンのために、いいパフォーマンスを見せたいとも思う。本当にありがたい」
-パリ五輪の会場となるタヒチ(フランス領ポリネシア)の波は世界有数の危険度で知られる。
「15歳から行っていて、当時は怖くて波にそんなに乗れなかった。それから何度も行って、ここ最近でようやく自信が出てきて、得意な方になった。よく努力してここまで来られたなと思う」
-2年後に向けて。
「8月のチャンピオンシップツアー(CT)のタヒチ・プロでいい成績(5位)を出せて、これは絶対に五輪に向けていい感じに進んでいるなと思った。CTの世界チャンピオンになること、パリ五輪で金メダルを取ることに集中して頑張る」