小平奈緒さん、現役引退で登山を“解禁”「まずは八ヶ岳に登りたい」語学にも意欲

 笑顔で引退会見する小平奈緒さん(撮影・金田祐二)
 結城匡啓コーチから花束を受け取り笑顔の小平奈緒さん(撮影・金田祐二)
 相沢病院を運営する慈泉会の相沢孝夫理事長から花束を受け取り笑顔の小平奈緒さん(撮影・金田祐二)
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 スピードスケート女子で、22日の全日本距離別選手権を最後に現役を引退した小平奈緒さん(36)=相沢病院=が27日、都内で会見を開いた。今後は各地で講演活動を行うほか、母校の信州大で特任教授に就任する。「これからは慣れ親しんだ氷の上とは違い、慣れない舞台での活動が増えると思いますが、『知るを愉しむ』ことと『唯一無二の自己表現』という、これまでと変わらないテーマを引き続き探究したい」と語った。

 会見での主な一問一答は次の通り。

 -現役生活の振り返り。

 「ラストレースを終えてまだ数日しかたってないが、競技人生を振り返るとまさに山あり谷ありのジェットコースターのような日々だった。そのたびに多くの方に支えていただいて、一度も後ろを振り返ることなく、常に前しか向いてこなかったなと」

 -引退レースを終えて、心境の変化は。

 「ここ数日間は珍しく普段しない夜更かしをしていて、たくさんの方からメッセージをいただいて、1つ1つを読むような日々を送っている。ちょっと寝不足だが(笑)。(メッセージを全て)読み終えたら、また自分の生活リズムをつくっていきたい」

 -今まではスケート優先でやれなかったこと。

 「結局(北京五輪前に)ねんざしてしまったが、今まで怖くてできなかった、小学生でも私の原点となった山登りはこれからしていきたい。地元の八ヶ岳にはまず登りたい。現役時代も語学に興味を持っていて、海外選手と会話することもあったが、時間を作れていればもっと言葉を交わすことができたかなと思うのでこれからもグローバルに色んな方と関わっていきたいので、語学を続けていきたい」

 -現役を引退して食べた物は。

 「月曜日に実家に一瞬だけ帰って、囲炉裏で母と『おやき』を食べた。小麦とかパンとかを食べていなかったので、家族と食事をするというのも含めて、心に栄養がいき渡った。(小麦を食べなかった理由は)腸内環境で私の体質に合わなかったので。(現役中は)体調をベストに持っていくという意味で避けていた」

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