大相撲の秋巡業は28日、群馬県桐生市で最終日を迎え、力士との写真撮影で長蛇の列ができるなど盛況だった。新型コロナウイルス禍での興行を乗り切り、日本相撲協会の入間川巡業部副部長(元関脇栃司)は「お客さんにも大変喜んでいただいた。だんだんと本来の形に戻ってきている」と手応えを示した。
熊本県出身で35歳の幕内佐田の海が報道陣の取材に応じ、ご当地の九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)に向け「父親が元小結ということもあり、入門する前からの目標。まだ上がれていないが、モチベーションにして、こうして長くできていると思う」と新三役へ意欲を見せた。