「ノルディックスキー・UHB杯ジャンプ」(29日、大倉山ジャンプ競技場)
女子は北京五輪代表の高梨沙羅(26)=クラレ=が127メートル、123メートルの230・6点で制した。
高梨はただ一人、K点(123メートル)に達するジャンプを2回そろえた。1回目を終えて飛距離換算で2位に16メートル差をつけ、一人だけ1メートル低いスタート位置から出た2回目も手堅くまとめて悠々と逃げ切った。これで全日本選手権のノーマルヒル、ラージヒルに続いて国内戦3連勝。踏み切りから空中にかけては「ぎこちなさを感じる」と課題を口にしつつも「冬に向けていい準備はできていると思う」と明るい表情で話した。