“りくりゅう”三浦、木原組が日本人ペア史上初のGP優勝 躍進ペアまた新たな歴史切り開く

 ペアフリーの演技を終え、ガッツポーズする三浦璃来。右は木原龍一
 ペアフリーで演技する三浦璃来(上)、木原龍一組
 GP初制覇しメダルを手に笑顔を見せる三浦璃来(下)、木原龍一組
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 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(29日、ミシサガ)

 ペアのフリーが行われ、昨季の世界選手権で銀メダルを獲得した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリー138・63点をマークし、合計は自己ベストの212・02点で日本人ペアでGP初優勝を果たした。

 力強く安定感のあるリフトに、スロー3回転ルッツなどジャンプもしっかりと決め切った。フィニッシュ後は大歓声を浴びながら、歓喜の抱擁を交わした。今夏に三浦が左肩を負傷し、練習を再開したのは9月。新フリーの通し練習ができたのは、わずか2週間前だったという。三浦が「練習に戻った最初の2週間は不安との闘いだった。いい結果で終われたので良かった」と、胸をなで下ろせば、木原も「滑り切れるか、自信はなかったけど、応援のおかげで滑り切ることができた」と、うなずいた。

 北京五輪での日本人ペア過去最高7位入賞に、世界選手権銀メダルと次々と日本ペアの新たな歴史を切り開いている名コンビには、まだまだ躍進が期待できる。「GPシリーズに初めて出場したときは、メダルは夢というか不可能なものと感じていた。(GP初優勝は)すごくうれしい」(木原)。もう手の届かない夢なんてない。

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