太田氏、招致中断も選択肢 札幌五輪「意見交換大事」
フェンシングの五輪メダリストで国際オリンピック委員会(IOC)委員の太田雄貴氏は31日、札幌市の2030年冬季五輪招致活動について「歩みをいったん止めようという判断も、時としてはオプションとして持っておくべきだと思っている。走り始めた列車が止められないというようなことがあっては良くない」と述べた。賛否について「意見交換できる空気づくりが大事」と強調した。
自身が理事を務める「冬季産業再生機構」の記者会見で述べた。
東京五輪の開催準備で相次いだトラブルや汚職事件の影響を踏まえ「札幌が五輪招致を進める意味と意義がもう一度問われている」と指摘した。