体操女子 宮田笙子が8位入賞 堂々4種目演じ跳躍も成功「大きな経験になる」

 「体操・世界選手権」(3日、リバプール)

 女子個人総合決勝が行われ、ともに初出場で18歳の宮田笙子(鯖江スクール)が4種目合計53・798点で8位に入賞し、19歳の山田千遥(朝日生命ク)は51・965点で14位だった。東京五輪銀メダルで23歳のレベカ・アンドラデ(ブラジル)が56・899点で南米勢初の優勝。

 予選の得点を持ち越さずに24人が争い、宮田は跳馬で14・233点、床運動で13・733点と高得点を出した。

 初代表の宮田が世界最高峰の舞台で堂々と4種目を演じた。大きなミスなく迎えた最後の跳馬は「ユルチェンコ2回ひねり」を高い跳躍で成功。この種目4位と存在感を示し「すごい選手との試合で8位に入れたことは、大きな経験になる」と感慨に浸った。表彰台まで1・401点だった壁は越えられると確信。「メダルを狙いにいくんだという強い思いで、来年帰ってきたい」と一層の成長を期す。

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