7区 駒大・田沢廉が区間記録を43秒更新!青学大・近藤幸太郞とのエース対決制す

 7区でラストスパートする駒大の田沢廉(代表撮影)
 7区で区間新を記録した駒大・田沢廉(代表撮影)
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 「全日本大学駅伝」(6日、熱田神宮発、伊勢神宮着=8区間106・8キロ)

 7区で“2強”のエース対決が行われた。首位を走る駒大の学生最強ランナー・田沢廉(4年)と、2分13秒差の4位でたすきを受け取った青学大の近藤幸太郞(4年)が、ハイレベルな区間賞争いを展開。並走する場面はなかったが、田沢が49分38秒で従来の区間記録を43秒更新し、首位をキープ。田沢は4年連続の区間賞(1年で7区、2年で8区、3年で7区、4年で7区)となった。区間2位は青学大のエース・近藤幸太郞(4年)で49分52で区間新記録だった。青学大は2分27秒差の2位で最終8区につないだ。

 絶対エースの貫禄を見せた。序盤は抑え目のペースで入った田沢は、終盤で奮闘。「走る前の状態が良かったので、監督には言ってなかったんですけど、49分台を目標に走りました」と爽やかだった。

 田沢と近藤が並走することはなかったが、7区の途中では、駒大の大八木弘明監督が「区間新!近藤くんと5秒差!」とゲキを飛ばす場面も。田沢は「近藤に負けてるぞって聞こえなかった。自分が勝ってるのかと思ってました。負けてたんですね」と笑いつつ、「最初抑えていったんで、後半からと言われていたんで、焦らずに確実に走りました」と振り返った。

 テレビ朝日の中継で解説を務める瀬古利彦さんから「将来的にはマラソンもやるの?」と聞かれると、「やります」と即答。目標の選手に相沢晃と伊藤達彦の名前を挙げ、「実業団にいってからも負けない走りがしたい」と意気込んだ。

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