高梨沙羅はW杯第2戦は5位 開幕2戦連続表彰台逃すも「ニューフェイスに感化」伊藤は8位、宮嶋が9位

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第2戦」(6日、ビスワ)

 18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(26)=クラレ=は1本目121・5メートル、2本目は129メートルを跳び、合計242・2点で5位に終わった。開幕戦の6位に続いて表彰台を逃した。伊藤有希(土屋ホーム)は8位、宮嶋林湖(松本大)は9位、勢藤優花(ヤマチューン)は21位だった。

 1本目で着地が乱れながらも5位につけた高梨は、2本目で飛距離を伸ばしたものの、上位陣の壁は厚かった。試合後のインタビューで高梨は「昨日よりスムーズに飛び出し、内容的にはよかった」と、納得の表情で振り返り、新世代の台頭が目立つ今季に「ニューフェイスに感化されている自分がいる。自分のジャンプをしっかりして、早くトップ争いできるようにしたい」と、今後を見据えた。

 W杯開幕前の国内大会では3連勝をマークするなど好調だったが、先月30日のNHK杯の試技での着地で左足首を痛め、欠場。その後、自身のインスタグラムなどで「一時的に軽い腫れが出ましたが、トレーナーさんの迅速な対応のお陰もあり今は回復しています」と、報告している。

 高梨は今年2月の北京五輪の混合団体でスーツ規定違反により失格となり、チームのメダル逸の責任を感じ、一時は引退も考えた。6月に現役続行を表明。「五輪の借りは五輪でしか返せない」と、4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて、新たなシーズンのスタートを切っている。

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