補欠から金メダルの“シンデレラガール”渡部葉月が帰国「信じられなかった」 体操・世界選手権

 体操の世界選手権(英リバプール)の日本代表が8日、羽田空港に帰国した。女子の種目平均台で金メダルを獲得した渡部葉月(18)=中京ク=は「とても緊張する中で、大きな失敗なく演技しきれたのは自信になった」と笑顔だった。

 大会2週間前に笠原有彩(レジックスポーツ)のけがによって補欠から繰り上がり、金メダルを獲得した“シンデレラガール”。約30人の報道陣を前に、緊張の面持ちだった。「1位になった瞬間はあまり信じられなくて、コーチや先生にも『1位ですか?』と質問するぐらいだった。色んな方に(1位だと)言ってもらって段々と実感が湧いてきた」と照れながら優勝を報告した。

 「元々補欠であまり注目されていなかった」だけに、反響も大きく、「色んな方が喜びの連絡をくれました」と喜んだ。一躍注目を浴びた18歳は「今食べたいのは焼き肉です」と、無邪気に笑った。

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