関大が全勝対決で敗れる 13年ぶり甲子園ボウルへQB須田「可能性は0じゃない」
「関西学生アメフト、関学大17-10関大」(13日、万博記念競技場)
12年ぶりリーグ優勝を目指す関大は、関学大との全勝対決に敗れて5勝1敗とした。関学大が先に優勝を決めたが、1敗の関大と立命大にも同率で可能性が残っており、甲子園ボウル(12月18日)がかかる全日本選手権準決勝(12月4日)への出場権は最終節に持ち越された。
関大は第2Qで3-10とされた後、QB須田啓太からWR溝口駿斗の2年生ホットラインでTDパス(TFP成功)を決め、10-10で試合を折り返した。しかし、第3Qで須田からのパスを関学大のDB中野遼司(2年)に、決勝のインターセプトリターンTDを決められた。
この日何度も2人のパスを通してきた須田は「変に考えずにやればインターセプトされることなく通せた。ディフェンスの付き方などを見ていつもと違う軌道のボールを投げた」と悔やんだ。13年ぶりの甲子園ボウルをかけた切符は三つどもえの状況。須田は「可能性は0じゃない。ベストを尽くして練習し、頑張り続けたい」と必死に前を向いた。
関学大は27日に1敗の立命大と対戦。勝てば全勝で優勝となり、全日本選手権準決勝進出も決まる。関大が26日に近大に勝利した上で、27日に立命大が関学大に勝てば、3校が1敗で並び、抽せんで全日本選手権への出場チームが決まる。