世界ラリー・勝田貴元 母国で有終の美 総合3位「本当にうれしい」

 「自動車・世界ラリー選手権・ラリー・ジャパン」(13日、豊田市)

 第15~19競技区間(69・82キロ)が行われ、総合4位から出た勝田貴元(29)=トヨタ=が3位に入った。12年ぶりに日本で開催された世界最高峰のラリーで今季2度目、通算3度目の表彰台に輝いた。勝田は年間総合5位で今シーズンを終えた。ティエリ・ヌービル(ベルギー、現代)が今季2勝目、通算17勝目を挙げた。

 母国での世界ラリーで有終の美を飾った。3位に入ったトヨタの勝田は妻と抱き合い、子供にキスをして喜びを分かち合った。午前中の3区間を終えて総合3位。残りの2区間は慎重に走り、表彰台を死守した。表彰台では誇らしげに日の丸を掲げ「本当にうれしい。結果がどうなろうと自分の仕事をやり遂げようと思った」と柔和な笑みを浮かべた。

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