“かなだい”は表彰台ならず6位 後半「足にきた」高橋 リフト崩れかけるも頭上で村元「踏ん張って!」

 アイスダンスFDを終え、抱き合う村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
 アイスダンスFDで「オペラ座の怪人」を熱演した村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
 アイスダンスFDでリフトを見せる村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(19日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、リズムダンス(RD)5位の“かなだい”こと村元哉中(29)、高橋大輔(36)組=関大KFSC=は、FD103・68点、合計178・78点で、総合6位。初のGPシリーズ表彰台には届かなかった。

 「オペラ座の怪人」は、高橋がシングル時代の06-07年シーズンのフリー曲で、16年ぶりの選曲。今回はカップルで「ファントム」と「クリスティーヌ」の物語を表現した。

 前半は息の合ったステップや迫力あるリフトで高評価を得たが、高橋が「足にきた」という後半に失速。最後のリフトでは高橋がバランスを崩しかけ、「何とか落とさずにすんだ。ヤバかった」という場面も。担がれた村元が「踏ん張って!」と頭上で励ましたという。

 「久々に日本のお客さんの前で緊張感があった」という高橋は「思い切りスタートからやろうとしてペース配分を間違えた」と反省。目標に掲げる全日本選手権(12月、大阪)へ「今日の演技とは違う姿を見せたい。まだ完成形じゃない」と意気込んだ。シングル時代の高橋の「オペラ座の怪人」が大好きだったという村元も「完璧に滑りたい」。全日本初優勝を目指して2人で磨きをかけていく。

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