世界王者・宇野昌磨が逆転2連覇「よくやったなという演技」4回転4本成功で今季ベスト 2位山本とファイナル進出
「フィギュアスケート・NHK杯」(19日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
男子フリーが行われ、世界王者の宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=は、ともに今季ベストとなるフリー188・10点、合計279・76点をマークし、SP2位から逆転で大会2連覇を飾った。SP首位の山本草太(22)=中京大=は2位。宇野はスケートカナダに続くGP連勝、山本はフランス大会2位に続く2位で、ともに12月のGPファイナル(トリノ)進出を決めた。
フリー「G線上のアリア」にのり、冒頭の4回転ループを成功させると、続く4回転サルコーも決めた。課題としていた4回転フリップは2回転となるミスはあったが、後半の2本の4回転トーループとトリプルアクセルは決めるなど、安定した演技をみせ、曲調と一体となるような伸びやかな滑りで観客を魅了した。キスアンドクライでは笑顔も浮かんだ。
場内インタビューでは「よくやったなという演技だったが、この試合一発乗り切ったという形だった。結果だけはよかったかな」と、振り返った。