坂本花織「エンジンかかりそう、ブルルンと言わせようかな」GPファイナルに闘志

 大人の女性を演じる坂本花織
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 「フィギュアスケート・NHK杯・エキシビション」(20日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子2位でGPファイナル(12月、イタリア・トリノ)への進出が確定した坂本花織(22)=シスメックス=は、北京五輪のエキシビション「タンゴ・アモーレ」を披露し、観客を沸かせた。

 今大会は、直前の体調不良の影響が残る中で2位を死守した。つかんだファイナル切符に「ちょっと遅いけど、今回の結果でエンジンがかかりそうな予感。ブルルンと言わせようかな」と気合が入った様子。「数週間しかないけど、死にものぐるいで頑張る」と闘志を燃え立たせた。

 同じ轍(てつ)は踏まない。ここまでスイッチが入ったのは「19-20年シーズン以来」と言う。18年に平昌五輪に出場し、年末に初めて全日本女王になった。その翌シーズンは燃え尽きたように不振に陥った。

 今季も北京五輪で銅メダル、初の世界女王まで上り詰めた。心身の疲労は蓄積しているが「(19-20年は)1年を棒に振った。半年でやめておかないと」と自分で尻をたたく。ファイナル、全日本選手権(大阪)を目指して“花織スマイル”を復活させる。

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