関大が優勝戦線に残る 三つどもえなら甲子園ボウルへの道は抽選へ

 第4QにTDランを決めた関大のQB須田啓太(左から4人目、8)
 パスを投じる関大のQB須田啓太(右、8)
 主将のRB柳井竜太朗(前列中央、5)を中心に、甲子園ボウルに望みをつなぎ、気勢を上げる関大オフェンス陣
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 「関西学生アメフト、関大28-14近大」(26日、万博記念競技場)

 関大が近大を28-14で下して、6勝1敗で優勝戦線に生き残った。27日(万博記念競技場)に立命大(5勝1敗)が関学大(6勝)に勝てば、3チームが並ぶため、甲子園ボウル(12月18日)がかかる全日本選手権準決勝(12月4日)の出場権は抽選となる。

 13年ぶりの甲子園ボウルへ夢をつないだ。14-14の第4Q。関大のQB須田啓太(2年)が均衡を破った。「1プレーごとに集中していた結果。視界が開けていけると思った」と、自ら34ヤードの決勝TDランを決めた。

 そこまで「ぬるいオフェンスだった。ランが出ないとパスが決められず、かみ合わなかった」。全勝対決となった13日の関学戦は総力戦となり、ケガ人が続出。この日はRB柳井竜太朗主将(4年)らが欠場し、通常とは違うポジションやコンビネーションが微妙な狂いを生んだ。

 苦しい状況で勝ちきった最終戦。磯和雅敏監督は、試合後のハドルで「こんな試合で終わらせるな。まだ日本一の可能性がある。最後まで信じて頑張ろう」とゲキ。主将の柳井も「勝ててよかった。反省して、しっかり(関学大と立命大を)見届けたい」と抽選へ腕をぶす。「自分たちが甲子園で勝つイメージを持って過ごしたい」と須田。全員がファイティングポーズをとったまま、運を天に託した。

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