12歳小野寺が初出場V「かっこよくてうまくて優しいスケボースターになりたい」

 金メダルを手にポーズを決める小野寺吟雲
 ベストトリックを成功させ雄たけびを上げる小野寺吟雲
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 「スケートボード・マイナビ日本選手権」(26日、村上市スケートパーク)

 ストリート男子決勝が行われ初出場の小野寺吟雲(ぎんう、12)が27・53点で優勝を果たした。2位は26・96点で池慧野巨(けやき、21)、3位には山附明夢(あいむ、17)が26・59点で入った。

 小野寺は45秒間に技を自由に繰り出す「ラン」で2位につけると、一発技で競う「ベストトリック」では大台の9点を連発。圧倒的な成功率で頂点に立った。「自分のやりたい技がしっかり全部決まってうれしかった。決勝に上がったから、あとは攻めて攻めて自分の滑りをやってやるしかないって(思った)。攻めました」と笑顔を見せた。

 今大会で23年度の強化指定選手に選出されることが確実となった。世界選手権(1~2月、アラブ首長国連邦)や、24年パリ五輪など大会はあるが、小野寺が目指すスケーター像ははるかその先。「かっこよくてうまくて優しいスケボースターになりたい」。12歳の超新星が力強く語った。

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