三原舞依が逆転V 初のGPファイナル進出に「全然実感がない」GP2連勝の快挙

 演技する三原舞依
 優勝した三原舞依(右)と3位の河辺愛菜(共同)
2枚

 「フィギュアスケート・GPフィンランド大会」(26日、エスポー)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位で今年の四大陸選手権を制した三原舞依(23)=シスメックス=がフリー130・56点、合計204・14点で逆転優勝し、自身初となるGPファイナル(12月、トリノ)出場を決めた。

 三原は冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、続く3連続ジャンプも着氷。中盤でミスも出たが、演技を終えると笑顔を見せた。

 第4戦の英国大会に続き、今季のGPシリーズを女子で唯一2連勝。「ファイナルに行けることはすごくうれしい」と喜んだ。中野園子コーチからも「おめでとう」と早速連絡をもらったが、「全然実感がなくて、フリーの悔しさの方が頭の大半を占めている」と反省する姿もあった。

 15年にジュニアのGPファイナルに出場したが、シニアでは初のGPファイナルとなる。三原は「ジュニアグランプリファイナルぶりというのが、数億年前ぐらいのイメージ」と笑いつつ、GPファイナルへ、「今日の悔しい部分を克服して、もっと強くなりたいなと思います」と、納得の演技を誓った。

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