関学大が単独優勝 7年連続甲子園ボウルへ王手 関西学生アメリカンフットボール

 第2Q、関学WR糸川幹人(右)が先制のTDを決める
 第2Q、関学QB星野秀太(左)はタックルを受けながらも突進する
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 「関西学生アメフト、関学大10-6立命大」(27日、万博記念競技場)

 59度目のリーグ優勝を決めている関学大が立命大を下し、7戦全勝で単独優勝。甲子園ボウル(12月18日)がかかる全日本選手権準決勝(対西南学院大学、12月4日・福岡)の出場権を獲得した。立命大は5勝2敗に終わり、19年以来の優勝を逃した。

 関学大は、負ければ関大、立命大との同率優勝、甲子園ボウルへの道は3校の抽選になる重圧のかかる一戦だった。スターターを任された1年生QB星野秀太が躍動した。持ち前の足を生かして何度も自ら切り込み、ランで計51ヤードを獲得。0-0の第2Qには、敵陣でWR糸川幹人(4年)へ34ヤードのパス。残り1ヤードから再び糸川へ、先制のTDパスを決めた。

 「ずっと練習してきた。決められる自信があった」と星野。初めてのビッグゲームにも「まったく緊張はしなかった。心の底から楽しかった」とケロリと振り返った。

 大村和輝監督(51)は「プレッシャーをさばくのがうまい」と精神面での信頼を置き、「上出来です」と評価。ランの得意な星野から、後半は強肩でパス中心のエースQB鎌田陽大(3年)へ代えることで、攻撃の幅も広がった。

 7年連続の甲子園ボウルへあと1戦。東京・足立学園高から関学大へ進んだ星野は、初の大舞台へ向けて「小さい頃からずっと見てきた。あと1つで甲子園だと思うとワクワクする」と目を輝かせていた。

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