三原舞依 逆転Vでファイナル初進出 「フリーの悔しさ頭の大半」と反省も

 「フィギュアスケート・GPフィンランド大会」(26日、エスポー)

 フリーが行われ、女子はトップの130・56点をマークした三原舞依(23)=シスメックス=が合計204・14点とし、SP2位から逆転で優勝した。GP初制覇の第4戦英国大会に続く2連勝で、渡辺倫果(法大)とともに6人で争うファイナル(12月8~10日・トリノ)に初進出した。男子は佐藤駿(明大)が合計262・21点で2位に入り、ファイナルに初めて進んだ。イリア・マリニン(米国)が278・39点でGP2連勝。

 夢切符を勝ち取った。三原は冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、続く3連続ジャンプも着氷。中盤にミスが出たが、崩れることなくまとめきった。初のGPファイナル進出を決め「ファイナルにいけることがすごくうれしい」と笑顔で喜んだ。

 第4戦の英国大会に続き、今季のGPシリーズを女子で唯一2連勝。中野園子コーチからも「おめでとう」と早速連絡をもらったが、「全然実感がなくて、フリーの悔しさの方が頭の大半を占めている」と反省する姿もあった。

 15年にジュニアのGPファイナルに出場したが、シニアでは初。三原は「ジュニアは数億年前ぐらいのイメージ」と笑いつつ、GPファイナルへ「悔しい部分を克服してもっと強くなりたい」と、納得の演技を誓った。

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