瀬戸大也が感謝のV 来年3月で水泳“聖地”閉館
「競泳・ジャパン・オープン」(1日、東京辰巳国際水泳場)
男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、昨夏の東京五輪代表の瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=が4分10秒14で制した。2位には本多灯(日大)が、3位には小方颯(イトマン港北)が入った。
瀬戸は第3泳法の平泳ぎで3位から一気に抜け出してゴールした。数々の日本記録を生み出した水泳の“聖地”東京辰巳国際水泳場は来年3月31日で閉館。2025年からアイスリンクとして生まれ変わる。ジュニアの全国大会はまだ行われるが、国内主要大会の開催は今大会が最後。得意種目のレースで優勝を飾り「この後辰巳で400個人メドレーを泳ぐ機会はない。最後の(国内)大きな大会で勝って終わりたいなって。感謝しながら泳いだ」と感慨深げだった。
午前中に行われた予選後はリオデジャネイロ五輪金メダルで、幼少期からライバルとして争った萩野公介氏と会ったといい、「初めて中2の時に全国優勝したのもここ。そこから公介とのライバル関係も始まった。なんかいろいろ思い出しながら。ここはやっぱり勝ちたいなって。公介の前で強い気持ちの入ったレースができてよかった」と話した。