阿部詩、サッカー日本代表の大金星に感銘「不可能ないんだな」自身も“カタール切符”へ闘志
柔道女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(22)=日体大=が2日、グランドスラム東京大会(3~4日、東京体育館)を前に都内で取材に応じた。
昨秋の両肩手術を乗り越え、今年10月の世界選手権では復活優勝。続けて今大会も制覇すれば、来年の世界選手権(5月、カタール・ドーハ)代表に決まるだけに、「5月の世界選手権に向けて1つ大事な大会。しっかり勝ち切りたい。どんな相手が掛かってきても絶対に勝ってやるという強い気持ち」と意気込みを語った。
“ドーハの歓喜”に、柔道界のヒロインも「本当に不可能なことはないんだなと、私も刺激をもらった」と目を丸くした。開催中のサッカーW杯カタール大会ではこの日早朝、日本代表が強豪スペインから大金星。決勝トーナメント進出は難しいとみられていた1次リーグE組で、優勝経験のあるドイツ、スペインを撃破しての首位突破に、「今朝もスペイン戦を見てやる気をもらって調整できた。すごくいい刺激をもらえて(大会への)準備ができている」と声を弾ませていた。