渡辺一平 暴力騒動を謝罪も報道内容は否定「事実はありません」 復活レースは2位

 「競泳・ジャパン・オープン」(4日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートル平泳ぎ決勝で、元世界記録保持者の渡辺一平(25)=トヨタ自動車=が2分9秒63で2位に入った。予選後は2日に一部で報道された自身を巡る暴力沙汰について釈明し、事実を否定した。世界選手権銀メダルの花車優(キッコーマン)が100メートルとの2冠を達成した。

 表情は緩まなかった。渡辺は1年1カ月ぶりの得意種目に出場。左膝故障からの復活レースで2位に入ったが喜びは感じさせず、予選後は重い口を開いた。

 横浜市の慶大日吉キャンパス内の飲食店で暴力沙汰を起こしたことが2日に一部で報道された。冒頭に「お騒がせして申し訳ありません」と深く頭を下げて謝罪。その上で「暴力沙汰の事実はありません。警察の事情聴取に対応させていただき、お店の方にも謝罪させていただきました」と釈明し、否定した。

 10月31日に慶大の水泳部の部員を食事に誘った際、飲酒中に酒に酔った学生がグラスなどを割る器物損害行為に及び、トラブルに発展。警察にも連絡が行った。渡辺は「故意ではないにしても、壊してしまったところから口論になった」と事情を説明。「僕自身は仲裁に入った時に、転倒して顔などにけがをした」と語った。

 慶大の競泳部門は無期限活動停止。渡辺は13日に開幕する世界短水路選手権(メルボルン)の代表に入っている。

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