羽生結弦さん プロに転向した27歳は大きな節目「一歩踏み出せた」【一問一答】
プロスケーターとして初のアイスショー「プロローグ」の千秋楽を迎えた羽生結弦さん(27)が5日、青森県八戸市での公演後に報道陣の取材に応じた。ショーのフィナーレでは感極まり、涙。7日に28歳の誕生日を迎える心境も明かし、今後へ向けた決意を語った。以下、一問一答。
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-今の気持ちは。
「プロとしての初めてのアイスショー。何より大きなけがなく、最後まで完走し切れたことは本当に大きな経験になった。いろんなことがあったけど、多くのスタッフの方々に支えていただきながら、プロとして活動していくんだなとあらためて実感した。これからもプロとして頑張っていこうと思う」
-千秋楽。解放感もあったか。
「最初から最後まで本当に全力。最後だからこそ最後まで体力を残しながら、全力を尽くしきることをやらないと。すごい大変なショーだった。ただ、競技者的な観点かもしれないけど、ちゃんとジャンプ決めて全部ノーミスでやれたのは自信になるし、いい演技を届けられたなって達成感にもなっている」
-27歳はどんな年だったか。
「僕にとって27歳は本当に大きな節目を迎える年になった。27歳の途中でプロに転向する決意をして、プロ初のツアーを2カ所、内容の濃いものを完走し切れて、僕の理想とするようなプロへ、一歩踏み出せたかなって気持ちで27歳を終えることができる」
-28歳を迎える。
「28歳は本当にプロだけの自分になる。アマチュア時代の自分を見たときに、今の方がうまいなって胸を張って言えるように成長していきたい。あとは、自分の演技を見たいなって思った時、アマチュア時代の演技を探すんじゃなくて、今の自分でスッと刺さるような演技を、これからも目指して頑張りたい」