五輪、2大会同時決定なら任期中 30、34年五輪でバッハ会長
【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は7日、スイスのローザンヌで終えた理事会後に記者会見し、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪と34年大会の開催地を同時決定する場合は自らの任期が満了する25年までに判断する考えを明らかにした。
同時決定の選択肢は6日に議論したが、結論は出なかった。同会長は「26年の同時決定では遅過ぎる。(30年五輪までの準備が)4年間は短い」と話した。IOCは、温暖化による気候変動などへの対応策協議を理由に30年大会の開催地決定を来秋から無期限で先送りした。