フェンシング 日本収穫の銀メダル 準決勝で世界1位イタリア撃破 18歳の飯村も躍動

 男子フルーレ団体で準優勝となりメダルを手にする日本の(左から)松山恭助、飯村一輝、敷根崇裕、鈴村健太
 男子フルーレ団体決勝で米国選手(右)を攻める飯村一輝
 男子フルーレ団体準決勝でイタリア選手(手前)と対戦する飯村一輝
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 「フェンシング・高円宮杯W杯」(11日、駒沢体育館)

 男子フルーレ団体の決勝が行われ、日本(飯村、敷根、鈴村、松山)は昨夏の東京五輪銅メダルの米国に31-45で敗れて準優勝だった。2011年以来11年ぶりのW杯制覇はならなかったが、準決勝では世界ランキング1位のイタリアを45-30で破った。

 日本は米国には敗れたものの、個人世界ランキング1、2、4位がそろうイタリアには15点差をつける圧勝。東京五輪代表の松山恭助(25)=JTB=は「五輪前の大会でも勝ったことはあるけど、もっと接戦だった。一人一人が集中して戦えばこういう結果になるという自信になった。驚きも少しあるけど、より自信を深めた戦い」と胸を張った。

 18歳の飯村一輝(慶大)の剣さばきも光った。14-15の劣勢の展開から「ガツンと(点差を)離しておかないと、イタリアの勢いに押されてしまうと感じた」と、同1位から6連続得点で逆転。「これからの自信、成長につながる。実力を出し切って勝てたことがよかった」とうなずいた。

 平均年齢23歳と若い日本。24年パリ五輪出場をかけた争いは来年4月から始まる。18歳のホープは「1~3月は準備期間。パフォーマンスを調整して、いい入りができたら」と先を見据えた。

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