山本草太がGPファイナルから帰国 銀メダルに「練習通り本番で出せるようになった」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(トリノ)の男子で銀メダルを獲得した山本草太(中京大)が13日、羽田空港に帰国した。「ファイナルに行けて、さらにファイナルでメダルが取れて本当にうれしい」と歓喜の表情だった。
度重なる故障を乗り越え、シニア7季目でGPファイナルに初出場し、銀メダルを獲得した。「今シーズンは色んな試合に出場させていただいた。試合前に構えることがなくなって、練習通りの成果が本番で出せるようになった」と成長のシーズンだった。帰国後は「一刻も早くサウナに行きたいです」と笑顔も見せた。
来年3月の世界選手権(さいたま)出場権をかけた全日本選手権(22日開幕、大阪)まで、残り1週間に迫った。「もう気持ちは切り替わっている。今回の演技を全日本でもどうやったらできるんだろうと考えながらまた1週間過ごしたい」と初の世界切符獲得へ意気込んだ。