貴景勝 阿炎と8番勝負で6勝 初場所後に横綱昇進の可能性も「気合乗ってくる」
大相撲の冬巡業が14日、三重県四日市市で最終日を迎え、大関貴景勝が稽古で阿炎と続けて8番取り、6勝2敗だった。九州場所では高安を合わせた三つどもえの優勝決定戦で敗れた因縁の相手を指名し「肌を合わせるのは必要なこと。先場所は返ってこないので、来場所に向けて頑張るため」と意図を明かした。
先場所で平幕優勝の阿炎には得意の突き、押しだけでなく、もろ差しからの寄りなどさまざまな取り口を試した。九州場所は12勝3敗の優勝同点。横綱審議委員会は初場所(来年1月8日初日・両国国技館)でハイレベルな成績での優勝なら横綱昇進の話題が浮上する可能性を示している。大関は「毎場所気合は入っているが、潜在的な気合がさらに乗ってくるかな」と前向きに捉えた。