関学大・エースQB鎌田が覚悟の丸刈り「最終手段」 18日に早大と甲子園ボウル

 丸刈り頭で甲子園ボウルに向けて意気込みを見せた関学大・鎌田陽大(撮影・和田康志)
 甲子園ボウルに向け意気込みを見せた関学大・トゥロターショーン礼(撮影・和田康志)
 甲子園ボウルに向けて意気込みを語った関学大・大村和輝監督(撮影・和田康志)
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 18日に行われるアメリカンフットボール全日本大学選手権、第77回甲子園ボウルで5連覇を目指す関学大が15日、甲子園球場で練習した。早大を相手に史上最多タイの5連覇を目指し、エースQB鎌田陽大(3年)は気合の丸刈りで登場。パスの精度など苦しんできた今季を締めくくる覚悟を、丸刈りで示した。

 鎌田は「最終手段。今の自分の状況を変えるためには、最善の方法だと思った」と説明した。1週間前にバリカンを託したのは「調子が悪い時にも支えてくれた」という糸川幹人ら4年生レシーバー陣だ。

 2年生からエースとして司令塔を担い、昨季は甲子園ボウル4連覇へと導いた。しかし、今季は強肩から繰り出す得意のパスの精度に苦しんだ。そこに台頭してきたのが、強心臓の1年生QB、星野秀太。開幕戦や最大のライバル、立命大戦では、星野の活躍が勝利の鍵となった。

 後輩の存在を刺激にしながらも、責任感と重圧は表裏一体。当初丸刈りにちゅうちょしたのは「内面から変えたいと思った」からだった。本やSNS、漫画などヒントを探し続け、「結果に値する努力をしないと報われない」と腹を決めた。

 厳しい言葉を投げ続けてきた大村和輝監督(51)も「たたずまいが随分変わった」と成長を認める。支えてくれた4年生と最後の試合へ「最高のプレーでパスを通して先輩たちが活躍できるようにしたい」と鎌田。もう、その目に迷いはない。

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