駒大・大八木監督は山区間に自信「わりといい感じ」箱根駅伝2年ぶりVで大学駅伝3冠へ
来年1月2、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝で2年ぶり優勝と同大初の大学駅伝3冠を目指す駒大が15日、オンラインで報道陣の取材に応じた。大八木弘明監督は、「今年は昨年以上に選手層も厚くなりました。今年はしっかり戦って、3冠を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
今季の駒大は、絶対エースの田沢廉(4年)をはじめ、各学年にエースがいるほど層が厚い。指揮官は理想のレース展開について、「どの区間より、往路を勝てるかどうか。往路を勝てないと楽な展開にいけない。3区以降からはトップの方を走っていければ」と強調した。
前回大会エース区間の2区で区間賞を獲得した田沢廉(4年)は3区を希望。「2区を任せる選手が自分以外にもいる。適材適所の方がいいかな」と話したが、田沢が2区を走る可能性も十分にある。
大八木監督は、「ここにきて山(区間)志望の選手たちがわりといい感じで登ったりしている」と山区間に自信を見せた。会見では主将の山野力(4年)、前回大会5区を区間4位で走った金子伊吹(3年)ら、複数の選手が山上りの5区を希望。「自信もあるんじゃないかな」と、期待を込めた。
駒大にとって、一番のライバルは2連覇を狙う青学大。青学大も山区間に自信を見せており、激戦は必至となる。この状況に、大八木監督は「ある意味気持ちが大事。やるべきことはやってきた。他大学とやっていることに差はないと思うけど、うちのチームは他のチームより質も量もやっているんだと選手たちが思ってくれている」と熱弁。熱量のある走りで、3冠の快挙をつかみにいく。