「アメフト・甲子園ボウル、関学大－早大」（１８日、甲子園球場）

　３年ぶりの出場となる早大が１７日、甲子園球場で練習した。初優勝をかけて、５連覇を目指す関学大と対決する。

　早実野球部２年時に、１学年上の清宮幸太郎（現日本ハム）らとセンバツに出場。大学１年の甲子園ボウルを合わせて２度聖地の土を踏んでいるＯＬ亀井理陽主将（４年）は「今回が初めて試合をする機会になる」と興奮を抑えきれない様子だ。当時は控え捕手で出場機会はなく、アメフトに転向した大学１年時の甲子園ボウルでも出場がなかったため「２回分、５、６年分の思いをすべて明日の甲子園ボウルにぶつけたい」と力を込めた。

　また、同じく早実野球部出身で外野手だったＷＲ佐久間優毅（４年）も「やっと甲子園の舞台に立てた」と感慨深げ。アメリカンフットボールは「野球と比べて、よりチームスポーツ。オフェンスとディフェンスが互いに干渉できないところで信じ合ってプレーする」と魅力にとりつかれてきた。

　２人とも早実出身のＬＢ若原碧飛（４年）に誘われて練習を見学し、そのまま入部した経緯も同じ。１８日には早実野球部の同級生も応援に駆けつける予定だという。