11月の大相撲九州場所で初優勝した幕内阿炎の祝賀パレードと報告会が20日、出身地の埼玉県越谷市の商業施設で行われた。集まった約2千人を前に館内を練り歩き、緊張した面持ちで「うれしかった。また一から頑張ろうと励みになった」とあいさつした。
阿炎は九州場所千秋楽で28年ぶりとなった三つどもえの優勝決定戦を制し、12勝3敗で平幕制覇。初の賜杯で日々の行動にも変化が生じたそうで「感謝をちゃんと口にするようになり、相撲は気持ちの部分で前向きに考えられるようになった」と実感を込めた。
初場所(来年1月8日初日・両国国技館)は幕内上位への復帰が確実で活躍が期待される。