IOCバッハ氏、気候変動に懸念 五輪影響「憂慮すべきだ」

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は21日までにDPA通信の取材に応じ、温暖化による気候変動が冬季五輪や競技に及ぼす影響について「憂慮すべきものだ」と危機感を示した。IOCは気候変動などへの対応策協議を理由に、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪の開催地決定を来秋から無期限で先送りしている。

 バッハ会長は、五輪会場に適すると考えられる欧州の雪上競技エリアの50~60%が50年までには存在しなくなると懸念。「世界選手権や五輪を開ける場所は大幅に減少するだろう」と話した。

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