高谷惣亮 全日本12年連続V “タックルパパ”パリ五輪は86キロ級で「メダル目指す」
「レスリング・全日本選手権」(22日、駒沢体育館)
パリ五輪代表の1次選考会として行われた。非五輪階級の男子フリースタイル92キロ級は、五輪3大会連続出場の高谷惣亮(33)=ALSOK=が4階級にまたがり、史上2位となる12年連続優勝。今大会の覇者は、来年6月の明治杯全日本選抜選手権も優勝すれば同9月の世界選手権代表となる。
高谷がベテランの貫禄を見せつけた。決勝は18歳の吉田アラシ(日大)を退け12連覇を達成し「12年間よく走ってきたなと。毎年いろんな若手の挑戦に勝ってきた責務がある」と感慨。9月に生まれた第1子の長男・一樺(いちか)くんも初めて会場に訪れた中で勇姿を見せた“タックルパパ”は、来春からは筑波大大学院博士課程にも進むマルチぶりだが「パリ五輪でメダルを目指す」と86キロ級での挑戦を宣言した。