斉藤立、世界最高峰マスターズ初優勝 世界代表濃厚でパリ五輪へ一歩前進

 男子100キロ超級で優勝した斉藤立(左から2人目)と3位の影浦心(同3人目)=国際柔道連盟提供・共同
 男子100キロ超級決勝でラヒモフ(上)を攻める斉藤立=エルサレム(国際柔道連盟提供・共同)
 男子100キロ超級決勝でラヒモフを抑え込む斉藤立(上)=エルサレム(国際柔道連盟提供・共同)
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 「柔道・マスターズ大会」(22日、エルサレム)

 23年世界選手権(ドーハ)日本代表選考会の1つとして行われ、男子100キロ超級は世界選手権銀メダルの斉藤立(20)=国士舘大=が5試合を勝ち抜き、初優勝を飾った。代表候補筆頭として結果を残し、25日に行われる全日本柔道連盟(全柔連)の強化委員会で来年の世界代表に選出されることが濃厚となった。

 高いポテンシャルを発揮した。1、2回戦は相手の反則による勝利を収めると、3回戦はモンゴル選手に合わせ技一本で勝利。準決勝はスパイカース(オランダ)を電光石火の大外刈りで吹っ飛ばして一本を奪うと、決勝はラキモフ(タジキスタン)に崩れ上四方固めで一本勝ちした。

 五輪2連覇の故斉藤仁氏を父に持つ二十歳の逸材は、今年4月の全日本選手権を初制覇するなど大きく飛躍。初出場となった10月の世界選手権は準優勝だったが、世界ランク上位者で争うマスターズ大会で初出場初優勝を果たして締めくくった。2年連続の世界切符を決定的とし、24年パリ五輪に向けても一歩前進した形となった。

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