鍵山優真は「複雑な気持ち」無念6位発進も9カ月ぶり復帰「2分50秒がすごく短く感じた」

 SPの演技を終え、スタンドに向かって両手を合わせる鍵山優真(撮影・高部洋祐)
 ジャンプの着氷に失敗しバランスを崩す鍵山優真(撮影・高部洋祐)
 熱演する鍵山優真(撮影・高部洋祐)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、2月の北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は81・39点で6位発進となった。

 左足首の故障のため、約9カ月ぶりの実戦。冒頭の4回転サルコーは余裕を持って着氷したが、続く3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプで体勢を崩し、後半のトリプルアクセルは1回転半に。フィニッシュのポーズを解くと、両手を合わせて正面に謝るポーズを見せ、悔しさをにじませた。

 演技後は「いろんなことがありすぎて、複雑な気持ち」と鍵山。「2分50秒を滑り切れたことで課題をクリアできた。最終滑走のクジを引いたときは、やったなという感じ。最後に一番注目される中で滑るのはうれしかった。2分50秒がすごく短く感じた。でも、全日本に出ると決めてしっかり練習してきたので、ミスしたことは悔しい」と振り返った。

 ミスが出たサルコーとアクセルジャンプは左足の痛みもないジャンプといい「よけいに悔しい」とも。25日のフリーでは「フリップとサルコーを前半に1本ずつ、3Aを2本」といい、2種類の4回転投入へ前向きな姿勢を見せた。

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