二刀流はるすみペア 1組だけの出場でも集中!“自己新”SP高得点でフリーへ
「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)
シングルとの「二刀流」に挑戦するペアの村上遥奈(14)、森口澄士(20)組=木下アカデミー=がショートプログラム(SP)に臨み、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストを上回る54・21点を出した。今月のジュニアGPファイナルで4位に入り“はるすみ”ペアとして注目される2人は、“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)の欠場で1組だけの出場となった中、フリーへ進んだ。
この日は午前7時25分からペアの公式練習、午前午後で男女それぞれの公式練習に臨み、午後3時半からペアSPの本番。森口はその後、午後7時42分から男子の演技に臨む多忙さだが、森口は「楽しみしかない。全日本で四つ滑るのは初めて。自分がどれだけできるか試す舞台」と力強い。
村上は22日の女子SPで2連続3回転など全てのジャンプを決め、59・23点で15位発進。ペアの演技を終えて「2人ともジャンプが得意だから、サイドバイサイド(2人が同じタイミングで同じジャンプを跳ぶ技)が決められた」とシングル選手が組む利点を挙げていた。