京産大フナキ・ソロモネ ど迫力反撃トライ!!先発復帰即、攻守に活躍 全国大学ラグビー

 慶応大に勝利し、歓喜する京産大フィフティーン(撮影・飯室逸平)
 前半、攻め込む京産大のフナキ(左)
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 「ラグビー・全国大学選手権・準々決勝、京産大34-33慶大」(25日、ヨドコウ桜スタジアム)

 京産大(関西1位)のロック、フナキ・ソロモネ(2年)が先発復帰し、2年連続の4強を導いた。左手の骨折でリーグ戦の終盤2戦を離脱。うっ憤を晴らすように、攻守に暴れた。

 前半、3連続トライを許し、7-19で迎えた同33分だ。モールからボールを拾うと相手守備を抜けて前進。足をつかまれても身長186センチ、体重115キロは止まらない。ど迫力のトライをゴール左に沈めて、嫌な流れを断ちきった。

 慶大が猛追した試合終盤には千金のジャッカルでチームを救った。広瀬佳司監督は「前半からキャリーしてトライしてFWを前に出してくれた」と、目を細めた。

 リハビリ中は仲間を信じ、「みんなの背中に気持ちをサポートした」と言う。久々にプレーでチームに貢献したことに「みんな一人一人、自分の仕事をやっている。勝つために準備した。絶対に負けない思いを持っていた。(ジャッカルは)本当にうれしい」と、笑みを浮かべた。

 トンガ出身で目黒学院高に留学。フィジカルを武器に成長し、強力FWを誇る京産大で不可欠な存在となった。「(左手は)もう治りました。僕もここからもう一つ上げたい。(日本一まで)絶対に負けない気持ちです」。1月2日、準決勝の早大戦(国立)に向け、大きな戦力が戻った。

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