GPF2位の山本草太 初の全日本表彰台ならず5位 靴ひも締め方を失敗「自分の経験のなさ」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、東和薬品ラクタブドーム)
GPファイナル2位で男子ショートプログラム(SP)3位の山本草太(22)=中京大=は、フリー7位の158・52点、合計245・41点で5位。初の表彰台には届かなかった。
冒頭の4回転サルコーが2回転になり、続く4回転トウループは転倒。後半でもリカバリーできなかった。「全日本で強くなりたいと思っている」という目標の舞台で本領を発揮できなかった。
公式練習では好調をキープしていたが、フリーでの不振のわけは「靴ひも」だったことも明かした。「(演技前の6分間練習中に)1回ひねるような転倒をしてしまったので、靴が緩いのかなと思った。悪かった方に合わせてしまって少しきつく右足(の靴ひも)を結び直したら、着氷で足首をうまく使えない締め方にしてしまった」と結び直したことが裏目に出たという。「自分の経験のなさが出てしまった」と説明した。
今季はGPシリーズのフランス杯、NHK杯で2戦連続2位。GPファイナルでも2位に入り、シニア7季目で飛躍を遂げた。「やっと結果を残せて、強くなった自分も実感できている」という22歳。この経験も糧にするつもりだ。