伊勢ケ浜部屋で暴力行為 親方は理事退任 弟子2人が暴行 1人は引退、1人は2場所出場停止

 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子の暴力行為があった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士、62)が理事辞任届を提出し、受理されたと発表した。

 コンプライアンス委員会の調査によると、今年4月下旬頃から8月上旬頃にかけて、幕下以下力士2人が弟弟子を角材で殴打する、腹部を殴る、ちゃんこの熱湯をかけてやけどを負わせるなど、3度の暴力行為があったという。

 11月上旬に被害者の親族、被害者本人から協会に電話で相談があり、調査を開始。暴力行為を確認した。伊勢ケ浜親方は10月上旬に暴行の事実を把握しながら、相撲協会に報告していなかった。

 熱湯を掛けるなどした加害者の1人については、引退勧告の懲戒処分相当であることを確認したうえで提出された引退届を受理して処分なし。暴行は1度のみですぐに謝罪したもう1人については、来年の初場所と春場所の2場所出場停止の処分となった。

 伊勢ケ浜親方はこの日、理事辞任届を提出。臨時理事会では、降格の懲戒処分相当であることを確認したうえで提出された辞任届を受理し、処分なしとなった。同親方は2017年に弟子の横綱日馬富士による暴行事件を受けて理事を辞任した経緯があり、2度目の辞任となる。

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