21年世界王者保木、小林組が初の日本一へ2回戦順当勝ち 「国際大会と同じぐらい取りたい」

 2回戦で勝利した保木卓朗(奥)、小林優吾組
 2回戦で勝利した保木卓朗(左)、小林優吾組
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 「バドミントン・全日本総合選手権」(27日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 男子ダブルス2回戦が行われ、21年世界選手権王者の保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)が、西川裕次郎、武井凜生組(NTT東日本)を2-0(21-16、21-16)で下し、3回戦に進出した。

 第1ゲームを先取して迎えた第2ゲーム。「決めたい気持ちが強すぎて、逆に利用された」と5-12の大差をつけられたが、そこから試合中にプレースタイルを変更。相手のミスを誘う戦術に切り替え、一気に9連続得点を奪い逆転した。保木は「とりあえず勝ててホッとしている。ゲームのなかで(プレーを)変更できたのはすごくよかった」とうなずいた。

 21年の世界選手権では日本勢初優勝を果たし、世界ランキング2位と日本勢のトップに君臨。ただ全日本総合選手権のタイトルは一度もない。「絶対に取りたいと常に思っている。国際大会と同じぐらい取りたい気持ち」と強い気持ちを口にした。

 家族の応援も力になっている。保木、小林の家族が1回戦から観戦。小林は「自分の親、娘、奥さんも来ている。いいところを見せる気持ちで。いいプレーいいプレー、一瞬一瞬のプレーを大事にしたい」と語った。

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