日本相撲協会の年寄総会が２７日、両国国技館で開かれた。幕下以下の複数の弟子による暴行問題で２６日に理事を辞任した伊勢ケ浜親方（元横綱旭富士）、弟子の幕内逸ノ城が新型コロナ対策ガイドライン違反で１場所出場停止処分を受けた湊親方（元幕内湊富士）も出席。「相撲協会のみなさまにはご迷惑をおかけしました。しっかり弟子の指導にあたります」と謝罪した。

　八角理事長（元横綱北勝海）からは暴力問題に関連した注意喚起があり、厳しく弟子の行動を指導・監督すること、万が一暴力が発生した場合の報告を徹底することが通知された。来年２月に実施予定の協会員研修で、伊勢ケ浜部屋の事案も含めて暴力問題撲滅への啓発を行うことも伝えられた。