高木美帆 リンク記録更新V 後輩には物足りなさ「一緒に戦える選手が出てくれば」

 「スピードスケート・全日本選手権」(28日、YSアリーナ八戸)

 開幕し、女子1500メートルは北京五輪銀メダルで世界記録保持者の高木美帆(28)=日体大職=が1分54秒53で制した。

 高木は自身のリンク記録を1秒以上更新した。ただ、珍しく後輩たちへの物足りなさを漏らした。小平奈緒や姉の高木菜那ら共に国際大会で活躍してきた選手が数多く引退。「もっと追ってくれる選手、一緒に戦える選手が出てくれば日本の女子は強くなる」と率直に語った。

 レース後はテレビ局の仕事で訪れた菜那さんから「もっとぶいぶいいけ」と強気の姿勢を求められ、「勢いが欠けているな」と自らを駆り立てた。

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