“フクヒロ”福島、広田組が2大会ぶり4度目V「ここに戻ることができてうれしい」
「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子ダブルス決勝が行われた。昨夏の東京五輪代表の“フクヒロ”こと福島由紀、広田彩花組(丸杉)が、桜本絢子、宮浦玲奈組(ヨネックス)を2-0(21-16、21-18)で下し、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。
第1ゲームから6連続得点を決め、終始相手を圧倒。第2ゲームも落ち着いたプレーで点数を重ねた。福島は「世界選手権、ジャパンオープンを棄権して残念だった。1試合でも多く試合ができればいいなと思っていた。結果的に優勝できてよかった」。広田は「去年はケガで(全日本)総合に出られなかった。ここに戻ることができて、優勝できてうれしい」と喜んだ。
昨年は東京五輪直前に広田が前十字靱帯(じんたい)を損傷。懸命なリハビリを経て出場したが、8強止まりとなり涙を流した。24年パリ五輪の選考レースは来年5月から始まる。「1戦1戦の気持ちを忘れずに戦っていけたら」と福島。広田も「初心を忘れず2人らしく戦っていきたい」と力を込めた。