山口茜が貫禄V「楽しくやれた」1回戦から全てストレート勝ち
「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子シングルス決勝が行われ、世界選手権2連覇の山口茜(再春館製薬所)が、大堀彩(トナミ運輸)を2-0(21-13、21-15)で下し、4大会ぶり4度目の優勝を果たした。
世界女王の貫禄を見せつけた。第1ゲームを8点差で先取すると、第2ゲームも勢いそのままに勝負を決めた。1回戦から全5戦を全てストレート勝ち。「全体を通してスピード感を持って、いいプレーができた。楽しくやれた」と振り返った。
今季は3月の全英オープンV、8月の世界選手権(東京)で2連覇、9月のジャパンオープンでも優勝した。また12月のワールドツアーファイナルズでも勝利し、ツアー年間女王のタイトルを獲得。キャリアハイの充実した1年間を過ごした。
日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ(HC)も「MVPは山口。昔よりコート内のスピードを上げたし、守備のパターンも余裕がある。ディフェンス(の成長)がはっきりあった」と称賛した。
16年リオデジャネイロ五輪、昨夏の東京五輪はともに8強。24年パリ五輪の選考レースは来年5月1日から始まる。「見ていて楽しんでもらえるような選手になりたい。これからも応援よろしくお願いします」と力を込めた。